「インゲレーマン」地球の内部を知り尽くした女性
「インゲレーマン」について調べました。
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— きゅうり (@cucum356) 2015, 5月 12
で、気になりましたからね。
どれほどの人が雄弁にインゲレーマンについて話せるのでしょうか。
インゲレーマンとは
インゲ・レーマンは1888年5月13日、デンマークの首都コペンハーゲンに生まれました。
コペンハーゲンの大学やケンブリッジで数学を学び、卒業後はしばらく保険関係の仕事についていました。
その後、測地学者ニールス・ネアルンの助手となり、デンマークやグリーンランドにおいて地震の観測に従事する中で、地震学への興味を深めました。
1993年02月21日に104歳で亡くなりました。
レーマン不連続面
1928年に測地学の資格をとり、デンマークの測地機関の地震学部門のリーダーになった彼女は、ニュージーランドで発生した地震のP波が地球の内部で反射しながら地球の裏側に届く様子をヨーロッパから観測しました。
その時に地球の核には固体の内核と液体の外核という二種類が存在することを発見しました。
1936年でした。
その後、第二次世界大戦の勃発によって、彼女の功績が世界的に広がるまでには時間がかりました。
Googleロゴにはインゲ・レーマンが発見したとされる地球の内核と外核、および内核と外核の境界にあるレーマン不連続面が描かれています。
彼女は1953年にアメリカ合衆国に渡り、数年間、モーリス・ユーイングやフランク・プレスと協力し地球の地殻とマントルを研究しました。
その時に深さ190kmから250kmの深さにレーマン不連続面と呼ばれることになる境界面のあることを発見しました。
1971年にウィリアム・ボウイ・メダル(アメリカ地球物理学連合)
1977年にアメリカ地震学会メダルを受賞して、105歳で亡くなるまで精力的に研究を続けました。
数々の功績からアメリカ地球物理学連合は、地球のコアやマントルに関する研究ですぐれた業績を挙げたものに贈るインゲ・レーマン・メダルを1997年に創設しています。
小惑星帯にある小惑星インゲレーマンは彼女の名前から取られました。
以上、インゲレーマンの功績と発見でした。
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