狩野亮が金メダル!パラリンピックソチでも躍動する姿がかっこいい(動画あり)
ソチパラリンピックが開幕していきなり金メダル。ソチ五輪が羽生結弦だけだったことを考えれば快挙だ。しかも、狩野亮はバンクーバーオリンピックに続き2大会連続の金。これほど凄い選手が日本にいるとは驚きだ。
決して平坦ではない道のり
オリンピックは通常、文部科学省管轄で国の手厚いサポートを受ける。選手は個別に扱われ、国が力を入れているスポーツ(フィギュアなど)は遠征費用を含めかなりの額が個々に当てられる。それに加えて、スポンサー企業のバックアップもあるから何不自由ない環境で競技に集中できる。
しかし、パラリンピックは違う。調べてわかったのだが、パラリンピックは厚生労働省が管轄で、あくまでも障害者の社会参加、自立支援という位置づけにとどまり、選手たちもどの競技も十把一絡げに扱われるという。数少ない障害者スポーツセンターまでは交通費がかかり、様々な競技がひしめいて汗を流す。
パラリンピックは世間の関心が低いということは誰でも分かることだが、選手たちの視点で考えると、さらに厳しい現状があるようだ。
狩野亮のこれまで
交通事故による脊髄損傷で小学校3年生で車椅子生活を送るようになった彼は、様々なスポーツを試した。そして中学1年で彼の地元が北海道ということもあり、障害者スキーを始め、その魅力に取り憑かれ2006年トリノ大会でパラリンピック初出場を果たした。
トリノの後、本格的にアスリートの道を進もうと決意した彼は、大学を卒業する際、競技を続けられるようにとスポンサー企業を探す。彼は100社以上に履歴書を送ったそうだが、実際に会って話ができたのは2,3社だという。
狩野亮の熱心さに心打たれたマルハンは彼のバックアップを引き受け、今日までずっと彼を支えてきたという。道を切り開く彼の生き様はかっこいい。しかも彼は自分のスポーツへの見方について次のように話している。
「私が行っているのは障害者スポーツではなくスポーツだ」
パラリンピックを応援したい
かつて、全盲で水泳選手である河合純一さんは「障害者は健常者の未来の姿だ」と述べた。その理由は
「年をとれば視力が衰え、足腰が弱る。私たちの姿は健常者の皆さんの未来を暗示している」凄く考えさせられる言葉だ。
パラリンピックを単にスポーツとして楽しめば見方が随分変わってくるのではないか。レジェンド葛西紀明や浅田真央の涙に感動したように、狩野亮の滑り、銅メダルの鈴木猛史の滑りにも心を打たれるものがあった。
これから日本の選手がどんな活躍をみせるか、楽しみだ。
今日のまとめ
ソチパラリンピック金メダル「狩野亮」の道のりが泣ける
NAVERまとめのキーワードとして「発想ななめ上」「泣ける」「ニッチ」「過ぎる」という言葉は結構使える。今回のまとめはたくさんの人に見てもらいたいのでこういうタイトルにした。
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