iOS7.11に…。なぜiOS8の前に3ヶ月連続でアプデが繰り返されるのか?
iPhoneのアプデは今回(iOS7.11)も含めると3ヶ月連続になる。2月末に7.0.6、3月末に7.1、そして今回だ。私もアプデの前は必ずバックアップを取っているが今回初めてバックアップからの復元を余儀なくされた。
iOS7.11のアプデ内容
公式によると7.1.1のアプデは以下のとおりだ。
iOS 7.1.1
機能が向上し、問題が修正されています。また、セキュリティアップデートが含まれています。主な変更点は以下の通りです:
• Touch ID指紋認証機能がさらに向上
• キーボードの応答に影響を及ぼす問題を修正
• VoiceOverがオンの状態でBluetoothキーボードを使用している時に起きる問題を修正
今回は特にiPhone5Sの指紋認証システムの向上がメインだ。7.1の時に指紋認証システムが強化されたはずが、一部端末で不具合が発見されたため今回のアプデに盛り込まれた。
そうそれは「盛り込まれた」という表現が正しいかもしれない。なぜなら、今回のメインはAppleが公式に出した「主な変更点」の3つにはなく、やはりセキュリティアップデートのほうにあるからだ。
iPhoneが危険にさらされている
親が子供に危険なことをさせない、見せないというのは当然の務めといえるかもしれない。善悪の判断を親が肩代わりしているうちは子供にはできるだけ光を与えるように育てる事は大事だ。
もちろん、善悪は教えるが不安を与えないのも大事な仕事だ。
日本はiPhone大国と呼ばれ、老若男女を問わず様々な人が使っている端末だ。先の例えに当てはめるならほとんどの人はAppleという親が見せるアプリや機能に魅せられている。
それは言わば良いものだけを与えている親に似ている。
上の3つを見て欲しい「さらに向上」「修正」こういう言葉をみるとiPhoneユーザーは安心する。Appleが「大丈夫だよ」と言っているかのように。
しかし、iPhone持ちの人も成長する。アプデをすべきかすべきでないかを判断できるに足る材料はネットで与えられている。
そういう「一歩進んだユーザー」は何も考えずにアプデするのではなく今回のアプデにはどういう意味があるのかに慎重になる。
例えば今回のアプデについてはこういう記事がある
脆弱性の中には、ユーザーに気付かれずにiPhoneやiPadで悪意のあるコードを実行できる能力を「ブラックハット(悪意のあるハッカー)」に与えるものが含まれていました。このようにデスクトップ版を修正してから間を置いてiOSに修正パッチをリリースするというスケジュールと対応の遅さは、ブラックハットたちにリバースエンジニアリングを行う時間を与え、パッチがリリースされていない製品を攻撃するためのツールを開発する絶好の機会を与えているとパジェットさんは指摘。「冗談抜きで、Appleは一体何をやっているの?」「こんなビジネスが、なぜ世界中で受け入れられているの?」と痛烈に批判しています。(Gigazine)
脆弱性への対応の甘さが指摘されている。つまり、アプデ後の今なおiPhoneは危険にさらされているかもしれないということだ。
今回に限らず2ヶ月前の7.0.6の時もSSLの脆弱性の改善だった。その時には私もiPhoneのアプデに書いてあるSSLって何のこと?というまとめを通してできる限りその事を伝えた。
そして今回もAppleという親がハッカーにバカにされている。子供はどんな顔をして親を見ればよいのだろうか…。
私も専門家ではないので詳しいことはわからない。でもある程度の危機管理はしている。1つはSSL認証を必要とする(ネットショッピングなど)はiPhone端末では極力控えること。WindowsのPCで行うなどリスク分散すること。そして、アプデ前には必ずバックアップを取ることだ。
今日のまとめ
今回は2つのまとめを紹介したい。1つは
「iOS7.1.1ってまた…。」なぜiOS8前にアプデを繰り返すの?
今回私が作成したまとめ、そして
【 iOS 即アップデートしてOK ?】iOS7.1.1 配信、 指紋認証の精度が向上で好評
moe2010さんがiOSアプデの度に更新し続けている記事でお気に入り登録しているものだ。私のものはどうでもよいが2つ目のまとめは大変丁寧で分かりやすい解説が毎回あるのでお気に入り登録をおすすめしたい(まとめにも人柄が出るものだとつくづく思う)
…実は今回見事にアプデミス(恐らくiTuneにかかった過剰な負荷)でデータがぶっ飛んでしまったW。…ただ危機管理が役に立ち、リカバリー→復元→再アップデートの道を取ることができた(かなり時間はかかったが)
なので最低限の危機管理は備えておくようにおすすめしたい。私のようにならないように…。
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