芥川賞、直木賞候補2015下半期も面白い作品ばかり




芥川賞、直木賞候補2015下半期の作品が出揃いました。直木賞は 柚月裕子の『孤狼の血』、青山文平『つまをめとらば』など5作品。芥川賞は石田千「家へ」上田岳弘「異郷の友人」など6作品。どれも面白い作品ばかりですね。

■直木賞、芥川賞候補出揃う


直木賞上半期受賞 東山彰良「流」
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第154回の芥川賞と直木賞の候補作が21日発表
出典 芥川賞と直木賞の候補作品決まる NHKニュース

直木賞候補になったのは、上川隆也主演のテレビ朝日系スペシャルドラマ『検事の死命』(1月17日放送)の原作者である柚月裕子の『孤狼の血』のほか、青山文平『つまをめとらば』、梶よう子『ヨイ豊』、深緑野分『戦場コックたち』、宮下奈都『羊と鋼の森』の計5作品
出典 芥川賞に本谷有希子ら6作品、直木賞に柚月裕子ら5作品が候補 – 1月19日発表 | マイナビニュース

直木賞は5人中4人が女性で、いずれも初めて候補になった。
出典 芥川、直木賞の候補作決まる  :日本経済新聞


芥川賞上半期受賞 又吉直樹「火花」
羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」
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前回は芥川賞にお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹の「火花」、羽田圭介氏の「スクラップ・アンド・ビルド」が同時受賞し話題となった。
出典 芥川賞・直木賞のニュース – 芥川賞・直木賞候補作が発表 前回は又吉受賞で話題、今回は? – 最新芸能ニュース一覧 – 楽天WOMAN

今回は?

芥川賞は、石田千さん(47)「家へ」(群像7月号)、上田岳弘さん(36)「異郷の友人」(新潮12月号)、加藤秀行さん(32)「シェア」(文学界10月号)、滝口悠生さん(33)「死んでいない者」(文学界12月号)、松波太郎さん(33)「ホモサピエンスの瞬間」(文学界10月号)、本谷有希子さん(36)「異類婚姻譚」(群像11月号)の6作。
出典 芥川賞6作品・直木賞5作品、候補作決まる : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

▼受賞するかどうかは別として面白そうな作品ばかり

・直木賞候補「どれも面白そう」

青山文平「つまをめとらば」
【あらすじ】
女が映し出す男の無様、そして、真価――。
太平の世に行き場を失い、人生に惑う武家の男たち。
身ひとつで生きる女ならば、答えを知っていようか――。
時代小説の新旗手が贈る傑作武家小説集。
「ひともうらやむ」「つゆかせぎ」「乳付」「ひと夏」「逢対」「つまをめとらば」
男の心に巣食う弱さを包み込む、滋味あふれる物語、六篇を収録。
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▼作者プロフィール

2回目の候補となった青山文平さんは昭和23年生まれの67歳
出典 芥川賞と直木賞の候補作品決まる NHKニュース

2011年に『白樫の樹の下で』で第18回松本清張賞を受賞
出典 第154回「芥川賞・直木賞」候補作決まる 本谷有希子氏が4回目ノミネート | ORICON STYLE

『鬼はもとより』で第17回大藪春彦賞を受賞
出典 女の確かさが照らす、 男のよるべなさ 自覚することで歩み始めた男たちの姿を描く 『つまをめとらば』 (青山文平 著)|インタビュー・対談|「本の話」編集部|本の話WEB

受賞すれば、歴代で2番目に高い年齢での直木賞受賞者
出典 芥川賞と直木賞の候補作品決まる NHKニュース

リンク先に青山 文平の特集あり。

梶よう子「ヨイ豊(とよ)」
【あらすじ】
黒船来航から12年、江戸亀戸村で三代豊国の法要が営まれる。広重、国芳と並んで「歌川の三羽烏」と呼ばれた大看板が亡くなったいま、歌川を誰が率いるのか。娘婿ながら慎重派の清太郎と、粗野だが才能あふれる八十八。
ひと回り歳が違う兄弟弟子の二人は、尊王攘夷の波が押し寄せる不穏な江戸で、一門を、浮世絵を守り抜こうとする。
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▼作者プロフィール

東京都足立区出身。フリーライターとして活躍する傍ら、小説の執筆を開始する
出典 梶よう子 – Wikipedia

2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞[大賞笹沢左保賞]を受賞。
出典 梶よう子-直木賞候補作家|直木賞のすべて

2008年、「槿花、一朝の夢」で第15回松本清張賞を受賞し(応募時の名義は蘇芳よう子)、『一朝の夢』と改題し刊行、小説家デビュー。
出典 梶よう子 – Wikipedia

「一朝の夢」では、主人公が朝顔の黄色い花を咲かせることに、情熱を傾ける姿が描かれている。
出典 幻の花と呼ばれた「黄色い朝顔」を復活させることに成功

「黄色い朝顔」は幻の花と呼ばれている。

深緑野分(のわき)「戦場のコックたち」
【あらすじ】
一晩で忽然と消えた600箱の粉末卵の謎、不要となったパラシュートをかき集める兵士の目的、聖夜の雪原をさまよう幽霊兵士の正体…誇り高き料理人だった祖母の影響で、コック兵となった19歳のティム。彼がかけがえのない仲間とともに過ごす、戦いと調理と謎解きの日々を連作形式で描く。
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▼作者プロフィール

1983年神奈川県生まれ。
出典 オーブランの少女 | 深緑野分 |評者◆深緑野分インタビュー|図書新聞

2010年に「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選しデビュー。
出典 オーブランの少女 | 深緑野分 |評者◆深緑野分インタビュー|図書新聞

2013年度 AXNミステリー 闘うベストテン第6位に、『オーブランの少女』がランクイン
出典 深緑野分 – Wikipedia

2014年、闘うベストテン場外乱闘篇 ROUND2 国内篇第9位に、同作がランクインした
出典 深緑野分 – Wikipedia


深緑野分先生『戦場のコックたち』著者コメント

宮下奈都(なつ)「羊と鋼の森」
【あらすじ】
ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。
彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。
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▼作者プロフィール

宮下さんは、1967年福井市生まれ。
出典 宮下奈都さんが初の直木賞候補 「羊と鋼の森」で、福井市在住 催し・文化 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト

幼い頃に読んだ本で、特に好きだったものは、佐藤さとる『だれも知らない小さな国』だという
出典 宮下奈都 – Wikipedia

2004年にデビュー作「静かな雨」で第98回文學界新人賞佳作を受賞。
出典 宮下奈都さんが初の直木賞候補 「羊と鋼の森」で、福井市在住 催し・文化 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト

著書に「よろこびの歌」「田舎の紳士服店のモデルの妻」「メロディ・フェア」「誰かが足りない」「終わらない歌」「ふたつのしるし」、エッセー「神さまたちの遊ぶ庭」などがある。
出典 宮下奈都さんが初の直木賞候補 「羊と鋼の森」で、福井市在住 催し・文化 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト

柚月裕子「孤狼の血」
【あらすじ】
昭和六十三年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。
やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが…。
正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく―。
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▼作者プロフィール

丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人
出典 柚月裕子著「孤狼の血」、さらに話題沸騰中 – WorkMaster(ワークマスター)

少女時代からシャーロック・ホームズシリーズの大ファン。横山秀夫に傾倒し、横山から自身の著作に帯を書いてもらった時には感動したという。
出典 柚月裕子 – Wikipedia

山形でフリーライターとして働くかたわら、平成20年/2008年に「臨床真理士」(刊行時『臨床真理』に改題)で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞して作家デビュー。
出典 柚月裕子-直木賞候補作家|直木賞のすべて

「『孤狼の血』は正統派のハードボイルドです。汗くさい男たちが束になって出てきます。登場人物がとても多いのですが、不思議と混乱することなく、すっと頭に入りました。」
出典 『孤狼の血』で熱い男たちを描く…作家・柚月裕子さん : 大手小町 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

「それぞれの役割がきちんとあって、キャラクターが自然に動いているからでしょうか。戦いの中で男たちが、ふと見せる哀愁がたまりません。男性向きの小説のようですが、女性でも十分楽しめます。」
出典 『孤狼の血』で熱い男たちを描く…作家・柚月裕子さん : 大手小町 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

柚月裕子『孤狼の血』特設サイト|KADOKAWA

・芥川賞候補も決まった

石田千「家へ」
東京の美大で彫刻を学ぶ「シン」は、新潟の海辺の町で少し複雑な家庭環境のもとに育った。
大学院生になっても将来の進路を決めかねている。その主人公が、短い帰省や故郷での様々な人との触れ合い、ある決断を促すような事件を通して、人生を一歩前に踏み出すまでを描く。
胸を温めてくれる小説。
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福島県生まれ、東京都育ち。國學院大學文学部卒業。
出典 石田千 – Wikipedia

食について造詣の深いエッセイスト・小説家の石田千
出典 海外文学作品を料理で楽しむ、味わう―—下北沢の本屋B&Bで『ひと皿の小説案内』イベント開催 | ガジェット通信

2001年、「大踏切書店のこと」で第一回古本小説大賞受賞。
出典 石田千とは – はてなキーワード

踏切への造詣が深く、各地の踏切を見聞している。踏切に関する著書もある。ただし、鉄道ファンではないと明言している
出典 石田千 – Wikipedia

上田岳弘「異郷の友人」
輪廻転生を続けるサラリーマン。
新たな世界創世を預言する宗教家。
異様な企てを秘めて海外から集結する男たち。
精神が、祈りが、錯綜し輻輳する新三島由紀夫賞作家の飛躍!
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兵庫県明石市出身。早稲田大学法学部卒業。
出典 上田岳弘 – Wikipedia

法人向けソリューションメーカーの立ち上げに参画。平成25年/2013年「太陽」で新潮新人賞受賞。
出典 上田岳弘-芥川賞候補作家|芥川賞のすべて・のようなもの

2014年、「惑星」が第百五十二回芥川賞候補になる。
出典 上田岳弘さんインタビュー | BOOK SHORTS

2015年、『私の恋人』で第28回三島由紀夫賞を受賞。著書に『太陽・惑星』がある。
出典 上田岳弘|新潮社

加藤秀行「シェア」、松波太郎「ホモサピエンスの瞬間」
「シェア」
ベンチャー企業の社長と離婚した女性は、海外発のウェブサービスを使い、法律の境界を突くように余った高層マンションの部屋を旅行者に貸す。
五輪に向けて高層住宅の建設が続く東京には、ミニバブルの空気も漂う。その風に踊らず、軽やかに吹かれる若い世代の像が縁取られている。

「ホモサピエンスの瞬間」
鍼灸をモチーフに、人体と歴史の謎に挑んだ意欲作140枚
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加藤秀行さんはタイのバンコク在住で今回、2作目で初めて候補
出典 芥川賞と直木賞の候補作品決まる NHKニュース

中3のときにSEG(エスイージー)で速読を受講し、文章演習講座第28期生でもある
出典 加藤秀行さん、第120回文學界新人賞受賞 – クリエイト速読スクール公式ブログ

加藤秀行さん(32)の文学界新人賞受賞第1作「シェア」
出典 【文芸月評】他者を拒みつつ求める : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

▼松波太郎プロフィール

1982年埼玉県生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。
出典 LIFE 松波太郎||講談社BOOK倶楽部

08年、デビュー作の「廃車」で文學界新人賞を受賞した注目の小説家
出典 松波太郎 | I DREAM – スルガ銀行

高校時代、スペインへのサッカー留学経験もある松波は、サッカーをモチーフとした小説「よもぎ学園高等学校蹴球部」で09年の芥川賞候補にもなった。
出典 松波太郎 | I DREAM – スルガ銀行

2014年、『LIFE』で第36回野間文芸新人賞を受賞。
出典 松波太郎 – Wikipedia

滝口悠生「死んでいない者」
通夜の晩、死んでいなくなって間もない、曾孫(ひまご)まで居るのだからまず大往生と呼んでよかろう男の家族親族たちが、さまざまなことをしたり思ったり思い出したりする
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1982年、東京都八丈町に生まれる
出典 滝口悠生 – Wikipedia

「高校を卒業して、何をしようかというときに、文章を書きたいなと。どこかに応募するような気力はないから、とりあえずフリーペーパーを作って配布しました。」
出典 『寝相』滝口悠生インタビュー [書籍・雑誌] All About

高校を卒業して5年後に大学を受験した
出典 2/5 『寝相』滝口悠生インタビュー [書籍・雑誌] All About

「保坂さんの小説論を読んでいたら、わからないこともたくさん出てきたんです。例えば、西洋哲学の基本的なことだとか、文芸批評の歴史だとか、勉強する必要があるなと思った。で、試験科目が英語と小論文しかなかった早稲田大学の第二文学部を受けたんです。」
出典 2/5 『寝相』滝口悠生インタビュー [書籍・雑誌] All About

今年の野間文芸新人賞を受賞した
出典 ポスト又吉は!?芥川、直木賞候補決まる 6作品がノミネート – 芸能社会 – SANSPO.COM(サンスポ)

本谷有希子「異類婚姻譚」
ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた――。
他人同士が身内になる「夫婦」という不思議な形式。
その異和を軽妙洒脱に描いた
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本谷有希子さんは、みずから脚本と演出を手がける「劇団、本谷有希子」を旗揚げするなど劇作家としても活躍
出典 芥川賞と直木賞の候補作品決まる NHKニュース

小説が3度も芥川賞候補になり、4月には『嵐のピクニック』で大江健三郎賞を受賞した。
出典 作家の本谷有希子・詩人の御徒町凧と入籍「とても愉しい結婚式だった」 : J-CASTテレビウォッチ

2013年。

若い世代を中心に高い支持を集め今回で4回目の候補
出典 芥川賞と直木賞の候補作品決まる NHKニュース

御徒町凧(おかちまち・かいと=35)と結婚したと5月8日(2013年)に発表した。
出典 作家の本谷有希子・詩人の御徒町凧と入籍「とても愉しい結婚式だった」 : J-CASTテレビウォッチ

御徒町は友人の森山直太朗とともに「さくら」などのヒット曲を作詞していることで有名。

■どの作品が受賞するのか楽しみ


出典 tabelog.com

選考会は来年1月19日に東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。
出典 【芥川賞・直木賞】第154回候補作品を発表 直木賞候補は5人中4人が初ノミネート – 産経ニュース

受賞作は同日のうちに発表される。
出典 芥川賞に本谷有希子ら6作品、直木賞に柚月裕子ら5作品が候補 – 1月19日発表 | マイナビニュース

受賞者には正賞の時計と副賞の賞金100万円が贈呈される。
出典 第154回「芥川賞・直木賞」候補作決まる 本谷有希子氏が4回目ノミネート | ORICON STYLE