「気がつくと赤い空が!…」宏観異常現象じゃないほう




夕焼けじゃない赤い空、最近良く見かけます。可能性の高いものを調べてみました。

■まず、覚えておきたいのは名古屋は特別じゃない

北は北海道から(9/2)

南は沖縄まで「赤い空」(10/2)

■ささやかれている宏観異常現象だが…。


出典 amanaimages.com

宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)とは、大きな地震の前触れとして発生ないし知覚されうると言われている、生物的、地質的、物理的異常現象とされるもの
出典 宏観異常現象 – Wikipedia

夜なのに空が白く発光。(光は走るように・オーロラ状になど)朝焼けや夕焼けが強くなる。
出典 宏観異常現象の種類 – 地震情報サイトJIS「地震の前兆現象」

物理的異常現象の一つに挙げられてはいるものの

過去の大地震の前の状況として、目撃・体験例があるものですが、必ずしも地震の前兆とは限りません。
出典 宏観異常現象の種類 – 地震情報サイトJIS「地震の前兆現象」

性急な結論を下すのは間違い。

科学的なメカニズムや根拠、妥当性についての検証、証明は行われていない。
出典 宏観異常現象 – Wikipedia

■朝・夕焼と同じ現象と考えるのが自然

太陽光は、地球の空気層(大気圏)に入ると空気中のチリ(分子)にぶつかり、光の向きがかわります。
出典 光通信技術 小話(空はなぜ青くて、夕焼けはなぜ赤いのかな) : 富士通研究所

太陽光が大気で散乱されて、空が青くみえるのはレイリー散乱による。
出典 レイリー散乱 – Wikipedia

レイリー拡散はまず間違いない科学的根拠

太陽は沈むにつれて、太陽の位置が私達の真上から横に移動します。
出典 光通信技術 小話(空はなぜ青くて、夕焼けはなぜ赤いのかな) : 富士通研究所

そうすると、太陽光の空気層を通る距離は、真上に比べて横の方が距離が長い為、いままでチリの間をすり抜けてきた波長の長い赤い光も、チリにぶつかり散らばり始めます。
出典 光通信技術 小話(空はなぜ青くて、夕焼けはなぜ赤いのかな) : 富士通研究所

青い光は波長が短い為、遠くまで光は届かず、赤い光のみが散らばった空(波長が長い)が目にうつるので、夕焼けの空が赤く見える。

…そうすると、赤い空の条件は?
出典 amanaimages.com

条件としては大気中に多くのチリや水蒸気などが含まれる必要がある
出典 お天気質問箱 – 真っ赤な空 – 日本気象協会 tenki.jp

つまり、太陽の向きに関係なくぶつかるチリ、水蒸気が多い条件下では?

日本に沿って低気圧(前線)があり、また、太平洋にも多くの雲があったため、このような赤い雲になったと思います。
出典 お天気質問箱 – 真っ赤な空 – 日本気象協会 tenki.jp

どの時間帯にも低気圧次第では赤い空になる可能性はある。

■因みに11/25名古屋も含めた日本の天気図は?

気象庁HPに掲載(18時)
低気圧のど真ん中。
赤い空の条件は揃っている。

そう考えると、画像に雲が多いのにも納得できる

根拠を科学に求めるなら、11/25の赤い空は夕焼けと同じ現象と考えるのが自然。
「宏観異常現象」には科学的な根拠がないので、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないという結論。