建物の陰より「木陰が涼しい」のには理由があった




この事を知っておくと、外出中暑さを避けるのに役立つかもしれません。

みんなの共通認識にある「木陰が涼しい」ということ

なぜ、木陰は涼しいの?


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葉が日射をさえぎるからという理由以外に、植物の蒸散作用もあります。
出典 ecomom[エコマム] 暮らしのエコガイド 第13回 緑があると、なぜ涼しいの?

植物は、葉から水分を蒸発させています(蒸散)が、そのときに、周りの温度を下げるのです。
出典 ecomom[エコマム] 暮らしのエコガイド 第13回 緑があると、なぜ涼しいの?

気化熱により冷やされた木の葉の下は他の日陰よりも涼しくなるのです。
出典 遮熱シート「サーモバリア」遮熱とは?

テントなどの人工物でも日射を遮ることは可能です。ただし、日射が当たるテント自体が熱くなってしまい、頭上からの熱気を感じます。一方で、樹冠の葉っぱは蒸散等により熱くなりにくいのです。
出典 こかげが涼しい科学的なわけ_こかげプロジェクト


そう言われると山はもちろん、緑の多い「公園」も涼しい気がする。

注射をする前に腕をアルコール消毒、このときスーっとします。液体が気体に変わるときには熱が必要。消毒液(液体)が蒸発する(気体になる)ときに、皮膚から熱を奪うからです。同じように、植物が水分を蒸発させる時に、周りから熱を奪ってくれるわけです。
出典 ecomom[エコマム] 暮らしのエコガイド 第13回 緑があると、なぜ涼しいの?

これはわかりやすい例えだ(^^)

テントと木陰の違い(クリック拡大)
テントの下とこかげの熱画像を比較したものです。テント裏面が60℃近くになっているのに対し、樹木の葉っぱは、ほぼ気温相当。その結果、こかげの平均放射温度が約9℃も低くなっています。これが、テントの下よりも「こかげ」が涼しく感じる理由です。
http://p.tl/NTUP(こかげプロジェクト)

ヒートアイランド現象対策も蒸散作用から

都市部の気温がその周辺の郊外部に比べて高温を示す現象。
出典 ヒートアイランド – Wikipedia

鹿児島の路面電車に敷き詰められた芝生
温度が上がりそうな都市部を緑化することで周りの温度を下げようというもの。


都会のビルの屋上に植物を植えるのも蒸散作用を利用した緩和策。

ということで、外出先では

建物でできる陰よりも・・・
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木陰で休もう
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近くに公園があればなお良い!
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今回、「木陰が涼しい」の確かな根拠を持つことで、外出先のちょっとした休憩場所を探すのにも役立ちそうです。もちろん、建物の陰や日傘も効果的ですが、「自然が生み出してくれる」暑さ対策も十分活用したい所です。