「中谷宇吉郎と雪、ウサギかわいい」の謎にお答えします

2020年10月27日




Googleトップの中谷宇吉郎生誕113周年の記念ロゴデザインがネットで話題になっているようです。中谷宇吉郎の人物像や、功績に迫ってみました。

それはGoogleトップのロゴデザインから始まった

中谷宇吉郎生誕113周年記念ロゴ

物理学者としての雪

中谷宇吉郎

寺田寅彦に教えを受け、実験物理学を志す。卒業後は理化学研究所で寺田研究室の助手となった。ロンドン留学の後、1930年(昭和5年)に北海道帝国大学理学部助教授となる。
出典 中谷宇吉郎 – Wikipedia

1936年、前年設置された常時低温研究室で雪結晶の人工製作に成功、種々の結晶形の生成条件を明らかにした。
出典 中谷宇吉郎

この業績によって1941年日本学士院賞受賞。
出典 中谷宇吉郎

随筆家としての雪


出典 www.gettyimages.com

「雪は天から送られた手紙である」
出典 LIXIL|企業情報|文化活動|LIXILギャラリー|巡回企画展|中谷宇吉郎の森羅万象帖 展

自身の研究を含め、科学を一般の人々に分りやすく伝える方法としても随筆をよくした。著書には『冬の華』『立春の卵』など。「雪は天から送られた手紙である」という言葉を残した事も知られる。
出典 中谷宇吉郎 – Wikipedia

雪は天からの手紙―中谷宇吉郎エッセイ集 (岩波少年文庫)
雪の結晶の研究で有名な物理学者,中谷宇吉郎.寺田寅彦に師事し,随筆家としても名を馳せた.「雪の十勝」「兎の耳」「立春の卵」「地球の円い話」「イグアノドンの唄」など,科学の面白さと味わいに満ちたエッセイ.
(Amazon商品の説明より)
出典 www.amazon.co.jp

中谷宇吉郎とウサギ


ここで、もう一度Googleロゴのウサギを見てください。
ウサギに虫眼鏡があたっています。

当時の防寒服(または、防寒帽子)には、ウサギの毛皮を使っていました。
出典 中谷宇吉郎

中谷宇吉郎は、著書「雪」(岩波文庫)に記したように、雪の結晶の出来方を調べることによって、空高くから地表までの大気のしくみがわかると考え、様々な条件でどのような雪の結晶ができるかを研究
出典 中谷宇吉郎ら人工雪の結晶を作ることに成功(1936/03/12) – 今日は何の日?

実験装置を組み立ててから雪の結晶ができるまでには、様々な試行錯誤が繰り返されました
出典 中谷宇吉郎ら人工雪の結晶を作ることに成功(1936/03/12) – 今日は何の日?

そのウサギの毛に綺麗な雪の結晶が成長していることに気がついたといいます。
出典 中谷宇吉郎

ウサギの毛に白く光る六花の結晶(人工雪)

いろんな繊維で雪の結晶ができるかどうかを調べた結果、うさぎの毛の繊維が最も適していることがわかり、うさぎの毛の繊維を使うことで、中谷らの研究は大きく進んでいきました。
出典 中谷宇吉郎ら人工雪の結晶を作ることに成功(1936/03/12) – 今日は何の日?

この頃は、まだまだうさぎが耳で体温調整する事が知られておらず、実験でうさぎの耳をとってしまった医学者の話が枕となったエッセイ
出典 blog_migimatronica

「兎の耳」というエッセイと雪の実験に直接的な関係はない。

雪 (岩波文庫)
天然雪の研究から出発し,やがて世界に先駆けて人工雪の実験に成功して雪の結晶の生成条件を明らかにするまでを懇切に語る.その語り口には,科学の研究とはどんなものかを知って欲しいという「雪博士」中谷の熱い想いがみなぎっている.
(Amazon商品の説明)
出典 www.amazon.co.jp

LIXILギャラリー特別巡回展『中谷宇吉郎の森羅万象帖』展 開催のご案内 【会期】 2013年6月22日(土)−8月20日(火)
愛知県常滑市で現在開催中。その後2013年9月には、東京会場での開催が予定されています。

雪は天から送られた手紙 中谷宇吉郎 雪の科学館トップページ
石川県加賀市にある科学館