「どぐざれものにどんぐりとっちゃ」リーガルハイが面白い

2017年4月26日

どぐざれもの

 リーガルハイが面白い。テンポのいい喋りとパロディやオマージュてんこもり。フィクションドラマもあそこまでいくと痛快で面白いですね。そんなリーガルハイについて書こうと思う。


 最後に古美門が小雪に「お前はほんとにどぐざれものだな」と尋ねるシーンがある。「どういう意味?」「知るか!!」で終わり、結局どぐざれものがどういう意味なのか分からない。Twitterでは「どぐざれもの」ツイートが多いのが不気味。

どんぐりとっちゃ

 もっと不気味なのはどんぐりとっちゃ。北の国からのパロディなので、キタキツネということなのか。どんぐりとっちゃを見た人はその年だけ風邪を引きにくくなるというなんとも微妙なご利益だ。しかし、広末良子演じる別府裁判長は「るーるるるる」と言ってどんぐりとっちゃを呼んでいた。風邪を引きたくないのだろうか…。

 そして、どんぐりとっちゃの想像図が出てくるのだが、「誰かに似てない?どんぐりとっちゃ」ってみんなが想像図を覗き込んだ時に水戸黄門のテーマソングが流れ、里見浩太朗扮する水戸光圀が描かれている。

 里見浩太朗は古美門の事務員服部さんとしてリーガルハイに登場しているため、舞台となっている北海道の蟹頭(かにこうべ)村(実際のロケ地は福島県南会津町)の人たちは服部さんをみて「偽どんぐりとっちゃ」呼ばわりされる。でも最後、なぜかお別れのシーンでは子供たちか服部さんを「どんぐりとっちゃ…」扱いし別れを惜しむシーンも。正式にどんぐりとっちゃって認められたという事なのか。結局どんぐりとっちゃってなんだったんだろう…。

 「どぐざれもの」も「どんぐりとっちゃ」もググる人がいるぐらい注目キーワードになっているらしいが、意味なんて分かるわけがない。何せ、蟹頭村自体がフィクションなのだから。ちなみに「どぐざれもの 意味」でググるとYahoo知恵袋にどぐざれものってどういう意味ですか?と質問している人がいるのでわかる方は答えてあげてください。

 因みにドラマは毎回グッとくるシーンもある。古美門が「所詮人間は欲望の生き物なんだよ」と羽生に迫るシーンは良かったし、前回の似非宮崎駿の伊藤四郎が「ゆとりは嫌いだが威勢がいいだけの身の程知らずはもっと嫌いだ」のシーンでは感動すらする。そういうテイストもしっかり入っている所も人気の理由なのではと思う。そして、来週はウルトラ怪獣…。リーガルハイから目が離せない。

今日のまとめ

 堺雅人主演「リーガルハイ2」の魅力と第8話みんなの感想(随時更新中)
 観ていない人にはわからないまとめかも…。